来年のツアー日程がほぼ決まりました!
 
 
 

 

 

 

 
 
 

2023年
4月18日〜27日
ニュージーランド南島において 満天の南天
そして
磁気嵐の赤いオーロラを取材しました
 
 
 
 
詳細な気象サイトを随時チェックし
晴天が期待されるポイントを取材場所として確保
毎日転々と移動する可能性があるということです
結果的には 晴天率が高いとされる
テカポ湖(Lake Tekapo)に多く陣取りました
 
 
 
テカポ湖付近は南緯43度
 
北緯43度の札幌と同程度ですが
地理上の緯度の話です
 
オーロラの活動地帯は
地理上の緯度ではなく
地磁気緯度が関係します
すなわち
北海道では極めてまれにしか見られないオーロラも
テカポ湖付近では磁気嵐の際にしばしば見られるのです
(地磁気緯度ではテカポ湖の方が有利)
 
 
 
 
 
観光客が訪れる街灯りが多い湖畔から
できるだけ離れて陣取ります
そこは
完璧と言える南天が期待できます
 
 
 
 
 
日が沈むまでに撮影準備は完了させます
一番星が見えたら
撮影開始できるように
 
 
 
 
地球からすぐそこの宇宙
ほんとうにすぐそこに見えます
ロケットでなくても飛行機で飛んでいけそう
 
 
 
 
 
2023/04/22  19:12
CANON EOS 6D Mark II  SIGMA 15mm Fisheye F2.8  ISO4000 15sec
 
この場所は
ひたすらに気持ちが良いのです
 
 
 
 
2023/04/22 23:56
CANON EOS 6D Mark II  SIGMA15mm Fisheye F2.8  ISO8000  25sec
 
銀河中心部に悠々と鎮座するさそり
巨大
 
 
 
 
2023/04/19  22:35
SONYα7S III  FE 14mm F1.8 GM  ISO 12800  20sec  f1.8
 
さそりの毒を連想させる赤いオーロラ
 
太陽活動が非常に活発な現在では
地平線にオーロラが顔を出すのはそれほど珍しくはない光景です
あくまでも オーロラの活動度が高くなった場合、 より高層まで赤く光るため
その上の赤い部分のみが 南の地平線付近にちらっと見える ということ
 
 
 
 
2023/04/20  00:27
CANON EOS 6D Mark II  SIGMA15mm Fisheye F2.8  ISO 8000  25sec  f2.8
 
ニュージーランド南島ならではの絶景
魚眼レンズは広すぎる宇宙を凝縮してくれて手放せません
オーロラは25秒露出で十分に赤く写っていますが
肉眼では赤く感じるには至らず、 白い光に見えます
 
 
 
 
 
 
 
 
 
4月21日18時UT頃にコロナ質量放出(CME)があり
しかも地球直撃型だったため
磁気嵐に発達する可能性が大きいと判断
中垣もその到来を待ちわびました
 
太陽の表面の爆発現象が
その影響が地球磁気圏に及ぶまで
普通は3日程度かかります
大きな爆発でスピードが速い場合には
もっと短期間で到達することも考えられます
 
 
 
宇宙天気予報サイトから
 
 
世界標準時UT NZ時間に換算します
 
コロナ質量放出( CME)
4月21日18時UT頃
→ 4月22日6時(NZ時間)
 
 
緩始型地磁気嵐発生
4月23日 9時 UT
→ 4月23日 21時頃(NZ時間)
CMEから33時間と2日も経っておらず
この 緩始型地磁気嵐には
まだCMEの影響は及んでいないと思われる
 
 
急始型地磁気嵐発生
4月23日 17:33UT
→ 4月24日 05:33(NZ時間)
CMEから47時間半(2日弱)で
CMEの影響が2日弱で波及した可能性?
(かなり高速)
 
 
2023/04/23  22:30
SONY α7S III  SIGMA 35mm F1.2  DG DN l Art ISO 12800  2.5sec  f1.2
 
緩始型地磁気嵐発生が4月23日 21時頃(NZ時間)とすると
磁気嵐開始1時間半程度の様子と言えます
 
このタイミングではCMEから33時間(1日半弱)と
太陽から地球磁気圏に到達するには早すぎるため
この時点ではまだ
CMEの影響は及んでいないと思われます
 
 
 
2023/04/24  02:00
SONY α7S III SIGMA 20mm F1.4  DG DN l Art  ISO 10000  2.5sec  f1.4
 
磁気嵐開始5時間後
磁気嵐は継続しているように見えます
 
 
 
2023/04/24  05:58
SONYα7S III SIGMA 20mm F1.4  DG DN l Art ISO 10000  2.5sec  f1.4
 
薄明開始直前 (もうすぐ朝!)
急激にオーロラ活動が激しくなる!
来たー!?
22日6時頃(NZ時間)発生の CMEの影響が来たのか
急始型地磁気嵐発生が 4月24日 05:33(NZ時間) 開始後25分の様子です
 
 
 
 
 
2023/04/24  06:12
SONY α7S III SIGMA 35mm F1.2  DG DN l Art  ISO 10000  1.6sec  f1.4
 
薄明が始まりました
急始型磁気嵐開始の40分後
あー
お願いだから空よ明るくならないで
いつまでもこの乱舞を見ていたい!
 
 
 
2023/04/24   06:17
SONY α7S III FE 14mm F1.8 GM ISO 10000  2.0sec  f1.8
 
開始後45分の様子
今から時計が一周した夜にも
このまま磁気嵐が継続していて欲しい
 
 
 
 
現場にあるカメラ、iPhoneすらも試してみました
 
iPhone 11 Pro
この規模のオーロラ+薄明少し=なんとか写った
 
 
 
 
iPhone 14 Proでは
ダイナミックレンジが格段に良くなり、 その差は歴然です
 
そうはいっても
感度優先の最新センサーSONY α7S III(少画素
明るいレンズの組み合わせの映像とは
まったく比較にならないことは当然です
 
 
 
夜空の取材は天気が運命を分けます
晴れないと始まらないのです
詳細な気象サイトを随時チェックし
もっとも好天が期待されるポイントに 移動し陣取ります
 
 
 
 
日が暮れる前には撮影準備を完了させます
カメラ4台とも南の地平線を向きます
レンズはどれも広角ですが
それぞれ画角が違ったり明るさも違い
特性を生かした撮影をします
 
 
 
さて日没
 
 
早朝に始まった磁気嵐は
時計一周の時を経て
どのような姿を見せるのだろうか
活動継続中であって欲しい
 
 
オーロラの位置と強さを短期的に予報するサイト
 
 
非常に活発なオーロラの活動が予想され
緊張感が高まる
 
 
 
 
2023/04/24  19:02
SONY α7S III SIGMA 20mm F1.4  DG DN l Art ISO 8000  1.6sec  f1.4
 
空が暗くなるにつれて
夕焼け空に透かしてオーロラが見えてきました
期待通りか?
いやいや期待はもっと大きい!
 
 
 
 
2023/04/24  19:06
CANON EOS 6D Mark II SIGMA 15mm Fisheye F2.8 ISO 2000  20sec  f2.8
 
これほど複雑に色づいた空を見ることがあるだろうか?
夜空を支配する満天の南天の星もと
猛威を振るうオーロラ
それに太陽光が魔法をかけ色を変えてみせる
 
なんという光景か
 
 
 
2023/04/24  19:22
SONY α7S III SIGMA 20mm F1.4  DG DN l Art ISO 10000  1.6sec  f1.6
 
一般的観賞地で見かけるオーロラはほとんど緑色
(蛍の蛍光グリーン)
磁気嵐の際、 緑色より上の高層領域が真っ赤に輝く
また、それとは明らかに別の ピンク色が存在するが
太陽光による共鳴散乱という、 特殊な化学反応が起きているらしい
 
 
 
2023/04/24  19:33
SONY α7S III SIGMA 35mm F1.2  DG DN l Art ISO 12800  2.0sec  f1.2
 
銀河の濃い部分が真っ赤に染まる様子は
簡単に見られるものではありません
NZで何度も磁気嵐を経験する私でも初めて
 
 
 
 
2023/04/24  21:41
SONY α7S III SIGMA 20mm F1.4  DG DN l Art ISO 12800  2.5sec  f1.4
 
ひたすらに美しい
オリオンまで赤い帯が伸びています
オリオン付近の空の緑色は 夜間大気光と思われます
残念ながら
このように繊細過ぎる尊い発色を
人間の感覚器で色として感じることはできません
弱い光は白っぽく見えます
(星の光はほとんど白にしか感じませんね?一等星くらい明るいと色を感じるはず)
 
 
 
 
2023/04/24  19:45
SONY α7S III SIGMA  20mm F1.4  DG DN l Art ISO 12800  1.6sec  f1.4
 
湖の対岸に湖畔の街明かりが見えます
街灯が並ぶホテル街に泊まっていたなら
この貴重なチャンスには気がつかないことでしょう
 
 
 
 
2023/04/24  21:28
CANON EOS 6D Mark II SIGMA 15mm Fisheye F2.8 ISO 8000  25sec  f2.8
 
太陽ってすごいなあ
人類がどんなに進化したとしても
まったく太刀打ちできない圧倒的な存在なのだ
 
私たちは
その過酷すぎる太陽の大気の中で
地球が持つ奇跡のシステムによって生かされている
 
 
 
2023/04/25  02:40
CANON EOS 6D Mark II SIGMA 15mm Fisheye F2.8 ISO 8000  30sec  f2.8
 
雲の隙間から見る南天はまるで宝石箱をばらまいたよう
地平線付近に茶色に染まるのは オーロラではないと思います
これも夜間大気光??
 
 
 
2023/04/25  06:19
CANON EOS 6D Mark II SIGMA 15mm Fisheye F2.8 ISO 8000  30sec  f2.8
 
暁ブルーにとける寸前の天の川銀河です
 
また夜になったら登場してくれます
 
 
マウントクック
Mt. Cook
 
 
 
晴天率はテカポ湖に及びませんが
マウントクックなど3,000m級の連峰に囲まれた
750m程の谷間で仰ぐ宇宙は圧倒的です
 
 
 
 
2023/04/25  02:40
CANON EOS 6D Mark II SIGMA 15mm Fisheye F2.8 ISO 8000  25sec  f2.8
 
我々太陽系は、 この銀河系の一員
とにかく巨大だし、すぐそこに見えます
 
 
 
2023/04/27  06:01
CANON EOS 6D Mark II SIGMA 15mm Fisheye F2.8 ISO 8000  25sec  f2.8
 
「黄道光が銀河中心を照らす」
秋のNZでは
粋な宇宙ドラマを
超特大天然プラネタリウムで堪能できます
 
 
 
 
2023/04/27  06:16
SONY  α7S III SIGMA  20mm F1.4  DG DN l Art ISO 8000  10 sec  f1.4
 
夜が明ける前の
暁に吸い込まれる瞬間の星空が
もっとも魅力的かも
 
 
 
 
2023/04/26  18:22
SONY α7S III FE 14mm F1.8 GM ISO 1000  1/13 sec  f3.2
 
また来ます
 
ここも自分のひとつの居場所
 
 
 
 
 
 
今回の取材の多くは連続撮影しており
今後アニメーションによる
高精細で 高コントラストの動画を制作します
YouTubeチャンネルや
全国各地のプラネタリウムなどで披露させていただきます
(10〜12月は全国各地で公演します)
 
 
 
撮影機材を紹介します
 
 
 
 
 
星空・オーロラの撮影に絶大な威力を発揮する 広角レンズが
ずらりとそろっています
(他社では例を見ません)
 
オーロラは活動的になると動きが早くなり
シャープに切り撮るには
F値が少しでも小さい「明るいレンズ」が有利になります
 
またオーロラの動画の撮影はシビアです
少しでも明るいレンズが有利になります
 
 
 
今月2023年5月
来年2024年4月、5月にも取材に入ります
同行をご希望の方向けに詳細をお伝えします
 
 
 
 
参考
 
 
 
 
 
 
「2024年4月 NZ南天満喫&赤いオーロラ狙い」
 
 
 
南半球の4月は
~秋真っ盛り~
 
基本はテント宿泊で
天候が期待できない場合にコテージ宿泊
臨機応変な行程です
 
(定員4名)
 
 
 
詳細な気象サイトにより
もっとも晴天が期待できるポイントに移動します
 
 
 
 
 
 
 
 
基本はテント泊です
撮影にベストなポイントに陣取ります
 

また、どうしても天候に恵まれない時は
コテージに宿泊して体勢を立て直します
(宿泊費は参加者で割り勘)
 
 
 
 
秋は一晩中天の川銀河が天頂付近を流れます
 
 
 
星を満喫するには
ベストタイミングは4〜5月と言えます
 
 
 
 
 
 
2024年は太陽活動がピークになると思われます
太陽フレア(コロナ質量放出)により
磁気嵐に発達する確立が最も高いと思われます
 
 
 
 
運が良ければ
赤いオーロラを見ることができるかもしれません
 
 
 
 
 
銀河中心部を照らす黄道光
 
 
 
 
 
 
2024年
4月7日 (日 )出発ー 417(水 )帰国
           
4/ 7     1日目     成田出発          
4/ 8     2日目     オークランド→ダニーデン宿泊 
 4/ 9     3日目     星空テント泊1         
4/10    4日目     星空テント泊2        
4/11    5日目     星空テント泊3        
4/12    6日目     星空テント泊4        
4/13    7日目     星空テント泊5        
4/14    8日目     星空テント泊6                          
4/15  9日目   星空テント泊7                 
4/16   10日目    ダニーデン→オークランド宿泊  
4/17   11日目    オークランド→日本帰国    
 
Air NewZealand 東京発ダニーデン行 往復運賃 参考価格
¥ 205,380 ( 2024/1/11 現在 )
 

 

 
参加にご興味ある方
予約をご希望の方は
 
 
 
 
 
5月は
~晩秋の気配~
 
快適コテージ宿泊型快適ツアー
(定員4名)
 
 
 
 
晴天率の高いテカポ湖畔付近のコテージを基点にして
天候の良いポイントに陣取ります
 
 
 
快適なコテージに
5~6日泊します
 
 
 
 
 
 
 
 
コテージからの眺めも素晴らしいです
 
 
 
 
 
空が大きく開けて
星空を完璧に堪能できる場所を好んで陣取ります
 
 
 
日が暮れて
朝が来るまで
 
 
 
星空を10時間以上仰ぐ
それは
宇宙を体験すると言ってもいいでしょう
 
 
 
湖畔にはこんな素敵な撮影スポットも
 
 
 
 
 
 
とはいえ
湖畔はホテルなどが多く明るいので
湖畔からできるだけ離れます
 
 
 
 
 
 
 
 
2024年は太陽活動がピークを迎えるはず
磁気嵐に遭遇する可能性は
けっして低くないと思います
 
あとは運のみでしょうか
 
 
 
 
 
 
 
薄明開始
 
5月ころは
天の川が見られる暗い夜は11時間ほどもあります
 
 
 
 
南側の空が開けた
南天が眺めやすい
 
 
 
 
マウントクック付近
3000m級の山々に囲まれた谷間で仰ぐ宇宙は
北半球で見ることができる光景とは
大物スターが多いことに感激するでしょう
 
 
 
 
朝日を浴びるマウントクック山頂
この時間帯は・・・もう疲れ切っています
 
 
 
 
全天周魚眼レンズによる
360度空全体の撮影
 
 
 
 
 
秋(4〜5月)は
一晩中天の川が天頂付近を流れています
 
 
ダニーデンで 宿泊する予定のすてきな宿です
 
 
 
2024年
① 5月1日 (水 )出発ー 510(金 )帰国
 
5/1   1日目  成田出発           
5/2    2日目   NZ南島ダニーデン 宿泊        
5/3   3日目  コテージ泊1         
5/4   4日目  コテージ泊2         
5/5   5日目  コテージ泊3         
5/6   6日目  コテージ泊4         
5/7   7日目  コテージ泊5         
5/8   8日目  コテージ泊6         
5/9   9日目  ダニーデン→オークランドに宿泊
5/10  10日目  オークランド→日本帰国    
Air NewZealand 東京発ダニーデン行 往復運賃エコノミー 参考価格
¥ 219,880( 1/11現在 )
 
 
 
② 5月8日(水)出発ー5月17日(金)帰国
 
5/8     1日目  成田出発           
5/9     2日目   NZ南島ダニーデン 宿泊        
5/10   3日目  コテージ泊1         
5/11   4日目  コテージ泊2         
5/12   5日目  コテージ泊3         
5/13   6日目  コテージ泊4         
5/14   7日目  コテージ泊5         
5/15   8日目  コテージ泊6         
5/16   9日目  ダニーデン→オークランドに宿泊
5/17      10日目  オークランド→日本帰国    
Air NewZealand 東京発ダニーデン行 往復運賃エコノミー 参考価格
¥ 145,380( 1/11現在 )
  
日程はまだ確定ではなく参加者希望で調整も可能です
 
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( 作業中 )
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 

 

 

準備中